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お悩み解決 2020/04/02

紫外線のダメージから髪を守る!UV対策は肌だけの時代じゃない!

日差しが強くなってきて最近髪がパサついたり何となくごわごわ傷んだ気がする。
美容院でカラーやしたばかりなのにいつもより早く色が抜けてしまった。
これって気のせい??』
そんな悩みを持っている方は多いと思います。
気のせいではありません!その悩みはこの記事を読んでいただければ解決します!

夏の髪の異変の正体・・・それは紫外線にあります!

知っておきたい紫外線(UV)の知識

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そもそも紫外線とはなんなのか、そこから解説していきます。

紫外線にはよく知られている『UVA、UVB』の2種類ともう1つ『UVC』の合計3種類あります!


まずUVとは『Ultra Violet』の略称です。

UVA・・・地表に届く紫外線の内約95%を占めているがUVBほど有害ではありません。長時間浴びることは好ましくありません。しわ、たるみの原因。髪の毛やお肌の内部(真皮)まで入り込み、ダメージを与えます。

 

UVB・・・ほとんどが大気層で吸収されるため地表には約5%しかとどきません。皮膚や目に影響を与えます。日焼けや髪、肌を傷つけます。窓ガラスである程度カットされるので室内にはほとんど届きません。


 

UVC・・・オゾン層などで吸収され地表まで届きません。もし地表に届けば体に害をもたらす危険な紫外線です。


 


それぞれの特徴を+αでまとめます。

地表に届くUVBはわずか5%程ですが、人体に与える影響はとても大きいです。そのため屋外に出る場合はUVBに気を付けましょう。またUVAは窓ガラスを貫通して屋内まで届きます。屋内にいる場合でもUVA対策は大事です!

髪のUV対策はいつどんな時に必要なの?

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紫外線の多い月 


日最大UVインデックス(解析値)の月別累年平均値グラフ


※引用元:日最大UVインデックス(解析値)の月別累年平均値グラフ (気象庁HP)


こちらは1997~2008年の東京都の平均紫外線量です。


一般的に夏の7月8月に紫外線対策をすればいいと思っている方が多いのですが、これを見ると5月から紫外線量が上がってきているのがわかります。


コスメでも5月からUV対策商品が沢山でます。髪も同様に5月からUVの準備をしておきましょう!


ちなみに5~6月はUVBがまだあまり強くありません。UVAが強まっています!夏まではUVAに気を付けて対策をしましょう!7月8月はUVA、UVBがともに高まりますので両方とも対策していきましょう!

紫外線対策は晴れの日だけじゃない

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 快晴を100%としたときの紫外線量

こちらは快晴時(雲一つない状態)の紫外線量を100%とした時に、それぞれの天気での紫外線量のグラフになります。

パット見てわかる通り薄曇りの時でも80~90%もの紫外線が降り注いでることになります。


「曇りの日でもUVケアをしっかりしましょう!」という言葉には裏付けがしっかりあるんですね。


雨だからと言って油断できません、しっかり紫外線は地上に届いています!

紫外線量によってSPFやPAの数値が違うものに変えるのもありですね!

※引用元:天気と紫外線量(UVインデックス)の関係 気象庁HP

 

肌より多く浴びるといわれる髪への紫外線、しっかりケアしていきましょう。肌ほど敏感に反応はしませんが着実にダメージが積み重なっていますよ!

よく見るSPFとPAの違いは?

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SPF・・・UV-Bを防ぐ効果を表したものです。数値が高いほど効果が高く、SPFが50を超えるものは「50+」と表わします。

使安用目

日常生活程度の外出ならばSPF30~35でいいそうです。

1時間以上紫外線の多く当たるスポーツやレジャーにいく場合ですと50以上がいいそうです。

 

PA・・・UV-Aを防ぐ効果を表したものです。PAは「PA+」、「PA++」、「PA+++」、「PA++++」のいづれかで表記され、+が多いほどUV-A防止効果が高いことを示します。

 使用目安

日常生活程度の外出ならば+~++

レジャーやスポーツに行く場合には+++~++++ 

肌の老化を速めるUVAは美を追求する女性にとっては大敵です、1年にわたって降り注ぐ紫外線をしっかりケアしましょう。

 

ちなみになぜ使用目安があるのか・・・「一番数値が高いの使ってればいいじゃん!」と思う方も多いと思います。何本も持ってめんどくさい!と思う方はそれも一つの方法なのですが、このPAとSPFの数値が高いほど、お肌への負担も比例して大きくなります。

なので自分の生活にあった数値を使いこなすと、より肌、髪を美しく保つことができます!

髪に与える紫外線のダメージ

前置きが長くなりましたが紫外線について少しわかっていただけたと思います!


次に紫外線がどのような髪のダメージになるのかを解説しようと思います。

キューティクルが開いてしまう

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通常キューティクルは閉じていてツヤをだしているのですが、紫外線のダメージを受けるとパサパサに開いてしまいます。開いた状態だと光がきれいに反射しないので、光沢がなく、パサついて見え、より傷んだ印象を与えてしまいます。同時に手触りも悪くなり、まとまりの悪い状態になってしまいます。

カラーが退色しやすくなる。

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キューティクルが開いてダメージを負っている状態は栄養やカラーの色素が詰まった部屋のドアが開いていて、とても持続力がある状態とは言えません。

美容院の後もホームケアをしていないとカラーをしても退色しやすく、綺麗な状態をキープするのは難しくなります。

枝毛や切れ毛の原因になる。

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紫外線は毛髪の中にあるたんぱく質を壊してしまいます。キューティクルも開いた状態なので毛髪内部から水分や栄養がどんどん外へ逃げてしまいます。

こうして乾燥した毛髪は外的刺激にとても弱くなります。正しく保護してあげないと、ほこりや花粉、ドライヤー、ヘアアイロンによって余計なダメージを受けてしまいます。

ヘアケアアイテムの紹介

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オイルタイプ



ミルボンさんのエルジューダサントリートメントセラム


こちらはSPF25 PA+++と、日常生活で充分なUVカットをしてくれます。


使い方はショートからボブの方で1プッシュ。毛先から中間にしっかりなじませて、紫外線が浴びる根元の方に薄くのばしてご使用ください!


ドライヤー前などにオイルタイプはおすすめです!仕上げで使う際はつけ過ぎに注意。


オイルタイプはしっとりサラサラな指通りになります。


 


ミルクタイプ



こちらもミルボンさんのサントリートメントエマルジョン


セラムと同様SPF25 PA+++と、日常生活で充分なUVカットをしてくれます。


乾かした後に使うことでまとまりがよくなります、オイルタイプに比べてべたべたになりづらく気軽に使えます!(ドライヤー前の使用も❍)


ミルクタイプはふんわりやわらかな質感になります。


 


個人的にはお風呂から出てタオルドライの後にオイルタイプ。ドライヤーの熱をしっかりカバーして、乾かした後に水分が逃げないようにミルクタイプでコーティングしてあげるのがおすすめな使い方です!


 


スプレータイプ



 


CEFINE(セフィーヌ)さんのUVカットシャワー アロマガード UX


こちらは、髪はもちろん肌にもご使用いただけます!メイクの上からもサッと一振り、「紫外線吸収剤」不使用のノンケミカル処方で敏感なお肌のお子様にも使用できる優れもの!


スプレータイプでSPF50+ PA++++と、夏の紫外線もしっかりガードできます!


お出かけ前にサッと一振り、全身にかけてもOK!手軽さがスプレーのいいところだと思います。


 


沢山ある中でどれをつかったらいい!というのは特にありません!自分が使っていて使いやすいものを使いましょう!


 


 


 


 


いかがでしたでしょうか!意外と知らない紫外線にまつわる話があったのではないでしょうか!


毎日のひと手間が美しさを保つ一歩になります!めんどくさがり屋の方も春夏だけでもしっかりと対策をしていきましょう!


紹介している商品はお店で取り扱っておりますので、気になる方はお問合せください。


 


 

このコラムのライター