スタッフの休日 2020/04/22

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日本一危険な山「剱岳」

「冒険」とは
 
危険を冒し
成功するかどうかわからないことに
あえて挑戦することである。
 
 
 
 
 
日本一危険な山
 
「剱岳(つるぎだけ)」
 
 
そこは行って帰って来るのに
 
普通3日は必要らしい。
 
 
ただ…
 
強者(ツワモノ)であれば
2日で行けると!!笑
 
 
 
僕らは普通
 
日帰り可能な範囲でしか
遊ばないですが
 
気になって
 
 
お店を3日は休めないので
 
 
2日で行って帰って来れるのか
挑戦してきました!!

 
 
 
 
ゴゴゴゴゴ…
 
 
 
 
 
1日目
 
 
 
朝 am5:30 に集合し
 
まずは長野県を目指す。
 
 
車で行ける最深部
 
北アルプスの「扇沢(おおぎさわ)」から
 
 
トロリーバスとケーブルカーを乗り継ぎ
 
黒部ダムへ!!
 
 
バックにそびえる北アルプス!!
 
しかし剱岳はあの遥か奥地!!
 
 
メンツはクレス冒険部の精鋭
きゃない君とおっきーさんとの3人!
 
 
 
そして

ラスボスの城みたいな門をくぐり
 
 
ここからさらに
ロープウェーとバスを乗り継ぎ
 
「室堂(むろどう)」に到着!!
 
 
やっと本当のスタート地点。
 
剱岳はまだ見えない。
 
 
ここもまだ
ホテルが立ち並ぶリゾート地です!
 
夏休みだからか人も多い。
 
 
 
ここから歩きます!!
 
 
今回の予定は
 
ここから剱岳山頂まで行き
 
 
明日のバスの最終 pm16:30 までに
 
再びここに戻って来るという計画です!
 
 
夜はその途中で
借りてきたテントとシュラフで
 
キャンプです!!
 

ここで問題となったのが
 
剱岳に直接向かうルートではなく
遠回りになる方向に
 
 
日本三大名峰の1つ
「立山(たてやま)」という山があると!!
 
 
そんなこと言われたら
行くしかない!!笑
 
もう
ここまで来たついでだ!!
 
 
 
 
ただでさえ
体力と時間を無駄にしたくないけど
 
 
どうせなら
より面白い方が
 
絶対イイに決まってる!!笑
 
 
室堂が下に見える。
 
 
ハァ… ハァ…
 
もっと Easy な山かとおもいきや
 
まあまあデスね… 笑
 
 
 
「雷鳥(らいちょう)」発見!!
 
 
かわいー!!
 
 
北アルプス 立山連峰主峰
日本三大名峰 日本遺産
 
 
富山県最高峰「立山」3015m
 
 
登頂!!
 
絶景!!
 
 
遥か遠くに剱岳が見えた!!
 
 
そこからさらに
 
いくつかの険しい山々を越える…
 
 
立山から奥地には
とたんに人がいなくなる。
 
 
キャンプに必要な
テントや食料をつめこんだリュックが
 
肩に食い込みものすごく重い…
 
 
しかも気温も意外と高く
 
めっちゃ汗だく…
 
 
そして
日が暮れる前に
 
剱岳直下の
「剱沢キャンプ場」に到着!!
 

 
もう目の前にそびえる剱岳は

 
かつて人類未踏の地として
そこに挑んだ多くの命を奪ってきた為
 
入ってはいけない場所と
昔から恐れられてきた…
 
 
 
そして明治時代
 
世界中のプロ登山家が
挑んでは敗退し
 
 
人類史上で初めて
やっと登頂に成功した登山隊が
 
山頂で目にした物…
 
 
それは
 
いにしえの「錆びた剣」だった!!
 
 
 
ゴゴゴゴゴ…
 
 
 
 
 
 
 
 
 
2日目。 
 
 
  
昨日の日中の暑さとはうって代わり
 
夜のテント泊は
思ってたよりも激寒で
 
 
眠れたのか眠れなかったのか
よくわからず
 
 
 
ナナメった冷たい地面に
テキトーに組み立てた
 
風でバサつくテント内で
 
 
早く日が昇ってほしいと
 
震えながら
ずっと寒さに耐えていた。笑
 
 
 
きのう汗だくになったのに
キャンプ地には風呂やシャワーは無く
 
体はベトベト。笑
 
 
am 4:00 起床
 
 
周りの人達が火を使って
温かそうな朝食をとっている中
 
僕達は震えながら
冷えたコンビニおにぎりをかじる。笑
 
 
にしても静かで
 
なんて迫力ある景色なんだ!!
 
剱岳の発するオーラぱねえ!!
 
 
 
夜は雲って
満天の星は見えなかったけど
 
美しすぎる日の出は
最高の瞬間でした!!
 
 
他の人達も向かい始める中
 
僕達も
クライムオーーーン!!
 
 
遂に来たぜ!!
 
ここが
 
 
日本一危険な山 針山地獄
日本地図最後の空白地帯 日本最後の秘境
死の山 入ってはいけない場所
 
日本三大岩場 日本三大雪渓
 
「剱岳」2999m だ!!
 
 
てかメッチャ渋滞!!
 
 
山小屋にどんだけ人が
泊まってたんだ!!
 
テント泊はごく一部だったらしい。
 
 
一人ずつしか通れない狭い山道に
 
たくさんの人達が
同時に登り始めたので…
 
 
 
今日の夕方 pm 4:30 までに
室堂まで帰らなきゃいけないのに
 
時間大丈夫かな~?
 
 
 
山の形がギザギザしてるから
 
垂直の岩壁をずーっと登ったと思ったら
また垂直にずーっと降りるの繰返し!!
 
 
 
キャンプから一旦下っていき…
 
雪渓を渡り…
 
 
「一服剱」を越え…
 
 
落石地帯のガレ場を進み…
 
 
「前剱」を越え…
 
 
デンジャラスで長い道のりが
オモローーーッ!!
 
 
 
 
 
 
 
 
そして…
 
 
山頂直下の最後の難所
 
「カニのタテバイ」!!
 
 
地獄の絶景!!
 
まさに命懸け!!
 
超巨大な天空アスレチック!!
 
 
 
 
なんとここで
 
おっきーさんにアクシデント発生!!
 
 
岩にぶつけ
 
頭から流血!!
 
 
オキブロ「夏の思い出」
 
 
大したことなかったから良かったけど
 
渋滞による時間のロスと
山頂を覆い始めた雲と
帰るまでの体力を考え
 
 
 
頂上を目の前にしながらも
大事をとって
 
ここで「勇気の撤退」を決意!!
 
 
ここまで来れただけでも
 
もうじゅうぶん満足ですし!!
 
 
 
今から山頂に行っても
 
すごい人ゴミだろうし
どーせ真っ白で景色も見えないだろうし
 
また下山の渋滞にハマッて
帰りのバスの最終に
間に合わなくなる可能性も出て来る!!
 
 
 
もう核心部は越えたし
 
あとはどうってことなく
すぐ目の前が山頂なので
 
ほぼ剱岳には
既に登ったも同然!!
 
 
 
いや~しかし
一瞬本当に焦りました~!!
 
明日のニュースになるかと思った~!笑
 
 
 
 
 
 
 
ここから下山道に入るとすぐに
 
剱岳最大の難所「カニのヨコバイ」!!
 
 
まあ実はココも
 
ボルダリングかじってる
僕らには余裕。笑
 
 
 
 
 
 
 
 
みんなより早めに下山はじめたから
 
全然すいてます!
 
 
時間と心に余裕が生まれました!笑
 
 
 
 
 
左下にベースキャンプ
右奥にスタート兼ゴールの室堂が見える。
 
 
そして剱岳直下の山小屋に到着!!
 
 
ここは
泊まってなくても
 
ごはんが食べられる事が判明!!
 
 
わざわざ重い食料を
大量に持ってきてたのに。笑
 
 
 
 
 
 
 
キャンプ地にたどり着き
 
テントをたたんで
予定より早く帰路についたものの
 
 
また重い荷物を背負うと
 
何気に足が重く動かないことに気づく!!笑
 
 
ここからまだまだ
長い道のりが続き
 
すっかりバテバテ。笑
 
 
途中で雨にも降られ
 
すっかりビショビショ。笑
 
 
室堂から直接剱岳に向かう人達と
すれ違った後…
 
 
僕「近道を選ぶとは、
このビビリめッ!!」
 
きゃない「それが普通です。」
 
 
 
軽い荷物しか持ってない人達と
すれ違った後…
 
 
僕「山小屋泊を選ぶとは、
このヘタレめッ!!」
 
きゃない「それが普通です。」
 
 
 
 
 
 
 
けっきょく室堂にたどり着いたのは
タイムリミットぎりぎりの
 
pm4:00 !!笑
 
 
山頂手前で撤退して
やっぱ正解だった!!
 
 
登頂してたら
プラス1時間はかかったはずなので
 
帰れなかったかも!!
 
 
 
 
おばちゃん達に
 
「えっ!?きのう来て
立山から剱岳まで回って来たの!?
テント背負って!?そんな靴で!?」
 
「すごーーーい!!」
って言われました。
 
 
もっと言って~!!笑
 
 
あ~
 
肉と米とラーメンが食べたい…
 
そのあとクレープも食べたい…
 
 
それと温泉…
 
もしくは暑いから
ナイトプールに飛び込みたい… 笑
 
 
フラフラになりながら
 
ラスボスの城の門から出てきて
 
 
「大町温泉郷」へ!
 
 
勇者たちよ
 
本当によく頑張りました!!
 
 
 
 
 
帰りの車の運転も何の問題もなく
 
次の日も元気に仕事!!
 
 
いや~最高の休日でした!!
 

 
剱岳に行ってわかったこと…
 
 
①3日かけよう!!
 
②遠回りしないで直接向かおう!!
 
③山小屋に泊まろう!!
 
④混む前の夜明け前にスタートしよう!!
 
⑤剱岳にいる時点でみんな強者!!
その中でもテント泊の奴らは
特にクレイジー!!
 
⑥てゆうかこんな所に
みんなは行っちゃダメ!!
 
⑦佐野さんにやらされてます!!
 
 
 
ということで
 
日本一危険な場所を
無事に乗り越えたと思いきや…
 
数日後
 
近所のただの公園でコケて
川に落ちてケガした竹林でした~
 
 
 
ではまた!
 
 
てか夏は海でしょ!

このブログを書いたスタッフ