img

カラー 2020/07/17

『ケアブリーチ?ダメージレスカラー』とは?その実態を検証、解説してみた!

美容室でカラーの予約をする際におそらく一度はみたことがあるメニュー。
・ケアブリーチ 
・ダメージレスカラー
・ケアカラー etc…
と言い方は様々ありますが、使っているカラー剤が違えどやっている事の9割は同じです。

その中で、効果が顕著に出て分かりやすい『ケアブリーチ』をピックアップして説明していこうと思います。

ブリーチではなく、普段されているファッションカラーや白髪染めにも同様の作用がありますので、カラーされている方は是非最後まで読んでみてください。

ケアブリーチとはどういったもの?

img

ケアブリーチとは、簡単にいってしまえば「最小限のダメージで最大限のカラーをする技術」です。

美容業界では「プレックス系」と呼ばれる薬剤を使用し、カラーを行うことをいいます。

尚、「ブリーチ」も「ケアブリーチ」も使うブリーチ剤自体は同様のものを使用しています。そこに「プレックス剤」をブリーチ剤+αで使用しているか否かの違いです。

当店で使用している「プレックス系」の商材は
株式会社ナッシュさんの『R(アール)』です。

次は通常のブリーチではなく、ケアブリーチをするメリットとデメリットを紹介します。

ケアブリーチのメリット

・施術時間はかわらない。
 これは魅力的ですね!いつもと時間が変わらず髪はよくなります!!!

・ブリーチを重ねても傷みにくく、毛が切れにくい!
 傷まないわけではありません、痛みやダメージが気にならないように偽装してくれます。偽装とはいっても、もちろんいい意味ですよ?
 大きなダメージを負って欠如してしまった毛髪内部の成分にとても近い物質で疑似的に修復しています!
 ダメージした毛を瞬時に修復しているのでほぼノーダメージに近い状態でブリーチが可能。
 むしろもともと傷んでいる毛はこの修復効果で健康状態に近い毛になります。

・毛のハリコシを失わせない!
 毛髪内部が修復されるので健康毛に近い弾力を維持することが可能です!

・ダブルカラーで色むらになりにくい!
 ダメージを負った毛は複雑に色素を吸ってしまいます。つまりムラの原因となります。
 内部が修復されることにより、色素の吸着ムラが抑制され、綺麗な仕上がりになります!

・退色しにくくなります!
 毛髪がダメージをうけてスカスカの状態だとダメージしている部分からどんどん色素が漏れ出てしまいます。
 毛髪を修復して染めていくので染まった部分に蓋がされ、色素が漏れ出にくくなります。

・ほとんどのカラーで使用可能
 アルカリカラーならほぼ使用可能です。効果は一緒で、ダメージを減らして染められます!
 髪が細い方は、ボリュームや弾力が増す方もいらっしゃいます。
 若い世代から高齢の方まで人を選びません!

そしてカラー前からごわつき、パサつきがある方がこちらの薬剤を使用することで、カラーで傷むはずの毛が!?
カラーをした後の方が手触りが良くなるケース、多々見受けられます!

美容師目線でも老若男女すべてのお客様に使いたい・・・!そう思う画期的な商材です。

ケアブリーチのデメリット

・通常カラーにプラス料金が上乗せ
 これは美容師目線でもお客様目線でも悩ましい内容ですね。
 ケアブリーチに使用されるプレックス系の商材はどれも『ハイコスト』なのです。。。
 やはり良いものを使うにはコストもかかってきてしまうわけですね。

 ですが、値段以上の価値を出せるのも事実!少し料金が上がってしまうのには目を瞑ってください…その分効果は保証いたします!


・明るくしたい場合に1トーンほど明るくなりにくい。
 純粋なブリーチに薬剤が混ざっているで、わかりやすく言えばブリーチが薄まってしまいます。
 その為、通常よりリフト力が弱まってしまいます。

 ですが、通常ブリーチを1回やるよりケアブリーチを2回やった方が髪の毛を傷めずに明るく理想の仕上がりを目指せます!

当店では、お薬を使う量によってお値段が変わります。

 通常カラーに混ぜる場合₊1000~

 ブリーチに混ぜる場合₊1500~

 でご案内させていただいています。


たぶん気になる素朴な疑問

ブリーチは頭皮が痛くなる方多いと思います。
残念ながらケアブリーチをしたからといって頭皮のヒリヒリは変わりません。

補修効果はどのくらいもつの?
だいたい1か月半から2か月です。みなさんカラーの周期もだいたいそのくらいだと思うので、継続的にカラーされている方はほぼ半永久ですね!

トリートメントとの違い

img

カラーして髪質が良くなるならトリートメントしなくてもいいんじゃない??

この記事を読んでそう思う方が多くいらっしゃるのではないでしょうか?

これは深く説明すると、複雑で専門的になってしまいます。かみ砕いて説明いたします。

結果から説明すると、今回紹介している『プレックス系の薬剤』と『サロントリートメント』は別物

作用する部分が全く違います!

プレックス系のお薬は
・カラーの際のダメージを抑える
 カラーで失われる毛髪の毛皮質(コルテックス)に代わるとても近い物質を補充してくれます。
 失っても補充する…つまり実質ダメージがない状態をキープします。
・つまり素髪(健康毛)に近い状態をキープする!

一方サロントリートメントは
・カラー剤などの化学反応を利用しないので、カラーしない部分を補修可能。
・髪質改善→お客様の毛髪に足りない物を数種類の中から選択し補給する。
・毛髪内部に栄養を補給し、キューティクルを整えてくれます。キューティクルが欠損している場合は疑似的に作ることも可能。
この栄養というのは毛皮質(コルテックス)とは異なる物質です。
・手触りが変わります。サラサラ、しっとり etc…

実際にブリーチ比較して試してみた!

img

今回使用している髪は「人毛100%のウィッグから切った毛束」です!
人毛でもウィッグだとすこしブリーチでのリフト(明るさ)が鈍くでるので悪魔でダメージの参考程度に見てくださいね!


1回目の結果




リフト力(明るさ)はほんの気持ちR未使用(左)の方が薬剤が強いので、明るくでて見えます。
手触りはほとんど差がありません。


2回目の結果




R未使用(左)の方がR使用(右)に比べて素人目でもわかるくらいには明るいですね。
手触りは大きく違いはないのですが、R未使用の方は少しごわごわしてきました・・・。


3回目の結果




すみません右のR使用の毛の長さが気になって少し切りそろえさせていただきました。(´-ω-`)

R未使用(左)の毛束がブリーチ後を1回できるかできないか・・・限界に近付いてきてます。ホワイトまでブリーチ希望の方はもう一回必要な明るさ。この状態の毛だとオンカラーまで考えてこれ以上のブリーチはおすすめできない状態。かなりガサガサしてます。

一方R使用(右)の毛は少し明るさは劣っていますがまだまだブリーチできそうなくらい髪は元気です!ハリコシすら感じます( ゚Д゚)
3回目の時点で充分手触りには差がついています。


4回目の結果




R未使用(左)の毛束… 少し引っ張っただけでちぎれてしまいます。残念ながらもう毛とは呼べないでしょう。

R使用(右)の毛束は強めに引っ張ってもちぎれる毛はほとんど無し!ここから明るくしたければブリーチもオンカラーも耐えれます!
圧倒的に差が出てきました。

最終決戦5回目
今回はR未使用でブリーチをした毛束が限界だったので、あえて5回目はR使用でやってみました。
ぼろぼろになるか 復活するか気になります( ..)

>






やっぱりここまで痛めてしまった毛はRを使っても復活できないようです。(すでにちぎれてましたからね)

Rを使用し続けた右の毛束はだいぶ白に近付きました。オンカラーをするぎりぎりのラインなのでもうブリーチはしません。


あとがき

いかがだったでしょうか!
これで最低限の知識とケアブリーチの魅力を伝えられたのではないでしょうか!

すこしでもケアブリーチに興味を持っていただけたら幸いです。

ブリーチの他、通常のファッションカラーや白髪染めにも使用できます。
是非一度試して継続してみてください!結構変わります( ゚Д゚)

このコラムのライター