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ヘアケア 2020/06/12

【目指せ美髪美人】システムトリートメントってなに?効果はある?システムトリートメント徹底解説!!

「システムトリートメント」

割とよく耳にするワードですよね。



聞いたことあるけどトリートメントって何?

どんなのがあるの?

実際効果はあるの?

疑問のある方、たくさんいらっしゃると思います。



今回はそんなシステムトリートメントについて

わかりやすくまとめてみました!



①システムトリートメントとは一体なんなのか

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わかりやすく言えば美容師がお客様の悩み、髪質に合わせて選び複数重ねてつけていくことで改善していってあげるトリートメントのことです。

毛髪補修効果と言って毛髪内部に栄養成分を浸透させ、傷んだ髪を内部から補修してくれる効果があります!

なので、日頃髪がうけているダメージをおうちでは届かないところまでしっかりとケアしてくれます○

種類によって弾力を出すことに特化したもの、エイジングケアに特化したもの、保湿に特化したもの、水分調節に特化したもの等色々あるんです。

それはこれからどんどん説明させていただきます!

②毛髪の構造について

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キューティクルとか髪の内部とかよく分からない言葉も耳にすると思います!

ここからは少し難しい話になりますが、
トリートメントを知る前にまずは、実際髪の毛はどうなっててどんなことが起きてるのかをご説明致します○

毛髪の成分は、 80~90% ケラチンタンパク質からできています。
それと約10%の水分、メラニン色素、脂質等でできています。
毛髪の主成分であるケラチンは、シスチンを含む約18種のアミノ酸から。
毛髪の外側から順に 
毛小皮(キューティクル)

毛皮質(コルテックス)

毛髄質(メデュラ)
の3層で構成されます。
毛小皮(キューティクル)は、硬質なケラチンでつくられており、髪の内部を守る働きをします。
毛小皮が傷つくと、毛髪のダメージにつながります。
 
・キューティクル(毛小皮)
表面の部分。
4~8枚が重なり合ったウロコ状になっています。
外的環境から保護したり、毛髪に光沢を与えます。
また、水や薬剤などの浸透に対する抵抗力があり、pHの傾きにより開いたり閉じたりします。

・コルテックス(毛皮質)
繊維状の皮質細胞(フィブリル)と間充物質(マトリックス)からできており、髪色を染めるメラニン色素も含まれ皮質細胞間同士は間充分質で埋められ、細胞同士を固定しています。皮質細胞は強度を与え、間充物質は弾性としなやかさ、水分保持を担っています。

・メデュラ(毛髄質)
中心の部分。
太い髪ほど毛髄質のあるものが多く、細い髪になるほど少なくなり、まったく無いものもあります。
 
健康な髪はph4~6(弱酸性)の状態がもっとも安定していて丈夫な状態と言われています。
(酸性、アルカリ性の強さはpH、0~14までの数字で表されます。
普通の水は中性で、pH=7となります。これを基準にして、pHが0~7を酸性、7~14をアルカリ性と呼びます。)
パーマやカラーをすると髪の毛のpHはアルカリ性に傾きます。
そうなると熱や摩擦に対して抵抗力がなくなり、キューティクルは傷つき、コルテックスが溶け出しやすくなってしまいます。
なのでヘアカラーやパーマ等の後は、髪のpHを弱酸性に戻してあげるようなヘアケアが重要となるんです!

③システムトリートメントをすることの利点

トリートメントをすることの良さは、美髪になれること
やはりホームトリートメントでは補修できないところを補修できることです。

サロントリートメントをすることで、キューティクルを整えて滑らかな髪にすることにより艶が戻ります。

内部まで浸透して、補修できるので、髪にしっかり栄養が入り、広がりを押さえる効果もあります
言うならばサロントリートメントは髪の治療をすることができるのです。

まとめるとこんな感じです!

・髪に必要な栄養(油分や水分)を内部に届け、補給することで柔らかく潤いのある髪にしてくれる

・髪の表面をコーティングすることで摩擦によるダメージを予防し、絡まりが少なくなることで指通りが良くなる

・毛髪内部を補修しながら、新たなダメージ(熱いシャワー、紫外線、摩擦、乾燥などなど)も予防することができる


トリートメントの種類によってもどれだけの効果があるか多少の差はありますたくさんの効果があるんです!

④リンス、コンディショナー、トリートメントの違い

〇リンス・・・表面を保護、コーティングする。
〇コンディショナー・・・表面を保護、コーティングし、少しだけ髪の内部にも浸透。
〇トリートメント・・・髪の内部から補修、栄養を与える。

リンス、コンディショナーは髪のコーティングが主な役割でありほとんど同じ認識で大丈夫なものになります。そしてトリートメントから髪内部まで浸透していきます。

何を使えばいいか分からない方はトリートメントを選んで使っていただくと1番髪は綺麗にまとまるようになるのでオススメです!


ここからは例を出して考えてみましょう。
Q.毛先のダメージが気になっていてパサついてまとまりづらい。(カラー、パーマやアイロンを使ってる人に多い悩みですね)
※カラーやパーマによる髪のダメージ=髪の内部が傷ついてる状態です。なのでリンスやコンディショナーの表面をコーティングするよりトリートメントで内部の根本にあるダメージの補修が求められます。

A.トリートメントをオススメします
※ただしトリートメントにも多くの種類があり求めてる質感によって使い分ける必要があります!しっとり?サラサラ?軽い?重い?などなど。お好みの質感があれば美容師さんに伝えてお気に入りのトリートメントを一緒に探しましょう!

Q.カラーもパーマもしてないけどシャンプーの後髪の毛がきしむ、絡まるのが気になる。

A.現状維持であればリンスやコンディショナーでもいいと思います。ただし日常生活でのダメージがある方や髪の状態をよりよくしていきたい方はトリートメントをオススメします。
※アイロンをしていたり、ドライヤーでついつい乾かしすぎてしまう人などは注意が必要です。カラーやパーマをしていないからと言って傷んでいないとは限らないです。熱によるダメージで髪の毛は固くなり健やかな状態ではなくなります。

⑤長さによるダメージの蓄積

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髪は伸ばせば伸ばすほど毛先にダメージが蓄積されます。


上でも説明したようにパーマやカラー等によるケミカルなダメージの他にも、日常の生活でも髪の毛に負担を与えているものがあります。

毎日のシャンプーでは洗浄力の強いもので必要なものまで洗い流してしまったり、濡れてデリケートになった髪をゴシゴシ摩擦でダメージを与えてしまったり、ドライヤーやヘアアイロンなどの熱によるダメージ、紫外線やエアコンによる乾燥などなど日々過酷な状況に髪の毛はさらされています。



例えばロングヘアーの場合


毛先の髪の毛は6年前のもの
シャンプーとドライヤーだけを考えてみても2190回!
根元の髪と比べるとすごい回数ですよね

それにプラスヘアカラーやパーマをというと毛先の髪の毛の蓄積されたダメージが想像できますよね


大切なのはダメージしてからケアするのではなく、ダメージする前にしっかりとケアしていくこと!
伸ばすのを決めたら毛先のケアはしっかりとしていきましょう♪

⑥ショートスタイルにトリートメントは必要なの?

先程、ロングの場合の蓄積されたダメージについて説明させていただきましたが
じゃあショートヘアは大丈夫なの?
と疑問をお持ちの方もたくさんいると思います!

伸ばしていくのであればトリートメントをすることをオススメします!

長さキープの場合でも、カラーやパーマのもちが悪かったり、パサついていてスタイリングしにくかったりもちが悪いようでしたらトリートメントは必要です。

トリートメントをして髪の毛の内部が潤うことで髪本来のしなやかさが戻ってくることによりスタイリングしやすくまとまってくれます。

髪の毛がしなやかで艶々だと気分もいいですよね♪

⑦トリートメントの効果の期限とそれに伴うシャンプーの大切さ

サロンでトリートメントをする場合、どのくらいもつのか疑問に思う方もいると思いますが、効果は3週間から1ヶ月です。

もちろん一重にサロンのトリートメントといってもサロンによっても違いますし、沢山種類はあります。

そのなかで、担当美容室とお客様の髪に合うトリートメントを選ぶことで、よりトリートメントの効果を実感できます!

しかし、お客様の中にはそんなに長くもってる気がしない、、、と思う方もいると思います。

それにはいくつか長持ちしない原因があったりします。

何度も説明しましたがそれは
紫外線の強い季節に紫外線を沢山あびてしまったり、
シャンプーの洗浄力が強いものを使ってしまっていたり、、、
だから担当美容師としっかりカウンセリングをするのが大切なのです!

⑧サロントリートメントの種類(クレス上板橋店で取り扱ってる物で比較します)

〇現在のメニュー
クイックトリートメント①
クイックトリートメント②
エステ(トリートメント)
ICU(トリートメント)
インフェノム(トリートメント)
と5段階でランクを分けてやっています。


それぞれどのような効果があるか見ていきましょう!

〇クイックトリートメント①
使う薬剤は1種類。
内部の補修、保湿をしてくれて髪の毛に弾力感、ツヤと潤いを与えてしなやかな髪に導いてくれます。
※カラー、パーマ施術をしてない方などダメージが比較的ない方向けです。

〇クイックトリートメント②
使う薬剤は2種類。
内部の補修、保湿に加えて髪の表面のザラつきなどを抑えてしなやかな髪にしてくれます。
※カラー1回目、月に何回かアイロンを使用する方向けです。

〇エステ(トリートメント)
使う薬剤は2種類。
エステはたんぱく質補給のトリートメントになります。
髪の毛の流出してしまった水分やタンパク質を補いハリコシのある髪に導いてくれます。
※髪の毛が細くなって来てしまった方、ボリュームがほしい、ふんわりさせたいなどなど悩みがある方向けです。

〇ICU(トリートメント)
使う薬剤は3種類。
3ステップで髪の栄養補給+擬似キューティクルでしっとりサラツヤ髪に生まれ変わります。サロンシステムトリートメントは補給した栄養分が流出しにくいようになっており効果が持続するシステムになっています。持続効果は約1ヶ月間になっています。(使ってるホームケアやダメージにによって異なります)
※カラー、パーマを繰り返し施術してる方、アイロンやコテを毎日使う方向けです。

〇インフェノム(トリートメント)
使う薬剤は5種類
5段階のステップで髪内部の栄養補給+髪本来の水分保持機能を回復させサラツヤ髪に生まれ変わり持続していきます。こちらもICU同様に持続期間は約1ヶ月です。
※カラー、パーマを繰り返し施術してる方、アイロンやコテを毎日使う方向けです。


今回は上板橋店で取り扱いのあるトリートメントでお伝えしました。
サロンによって扱ってるトリートメントも多種多様あります!お近くの美容師さんにご相談の上サロンでトリートメントをした方がいいのかホームケア用にシャンプーやアウトバストリートメントを購入した方がいいのか自分に合ったケアを心がけてください!

さいごに

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みなさんいかがでしたか?
今回は難しい話からトリートメントの種類について例を交えながらやりましたが少しは選びやすくなったでしょうか?
選ぶのに悩んでる方は是非お近くの美容師さんに相談してみてください!